東京都内で働く労働者はおよそ840万人、大阪では470万人といったように、都市部では非常に多くの人が働いています。
今現在地方に住んでいる人の中にも、都会で働きたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
都会で働くことは、高い賃金を得られるだけでなく、精神的な満足感が得られるといったメリットもあります。
しかし、その反面都会で働くデメリットを感じるケースも多くなります。
この記事では、そんな「都会で働くデメリットとIターン、Uターン転職のメリット」について解説していきたいと思います。
都会で働くデメリット
都会では働くことで収入は高くなる傾向にあり、大企業が多く本社機能が集まっていることからも、より重要な仕事ができます。
プライベート面でも、ありとあらゆるもの商品やサービスが集まっているため、飽きることなく常に時代の中心にいる感覚を得られます。
ただし、都会で働くことで以下のようなデメリットを負ってしまう可能性も高いと言えます。
通勤、帰宅ラッシュ
例えば東京都内であれば、毎日700万人以上が通勤、通学をしています。
山手線や埼京線、総武線、中央線、南武線、武蔵野線、高崎線、青梅線、京葉線など、新幹線を含めれば実に85路線もありますが、そのどの電車も満員に近い乗車率となります。
路線によっては身体を動かすのも大変なほどの満員電車となることも珍しくなく、「会社に行くだけでも大変」なのです。
車通勤も同じく非常に混雑するため、短い距離であってもかなり時間がかかります。
車の維持費が高い
上記の「通勤、帰宅ラッシュ」にあわないために車を維持したいところですが、都会であればあるほど駐車料金が非常に高いです。
月額の駐車場の平均相場は、8000円前後と言われるのに対して、東京では30,000円。大阪では26,000円と駐車料金だけで非常に維持費がかかってしまいます。
物価が高い
都心部の物価は地方に比べてかなり高くなっています。
年収も地方に比べると高めなのですが、正直なところ物価の高さで相殺されているので、あまりその恩恵を受けられる訳ではありません。
賃貸物件では地方の家賃の1.5倍以上のところが多いですし、戸建てやマンションを購入する際も1.5倍以上の住宅ローンを組まなければなりません。
都会の喧噪でストレスを感じる
都会で働くと、必然的に多くの人と接します。
会社の規模も大きいので、会社内の人も多いですし、街を歩く人も、お店の中も、人で溢れかえっています。
住んでるマンションの壁が薄かったりと、自分のプライベート時間でも隣の人に気を使う事になると非常にストレスを感じたりします。
「都会の喧噪」によって、日々ストレスは溜まっていき心を病んでしまう人もいます。
定期的にキャンプをしたり趣味に没頭するなどしてストレスを発散しなければ、精神的に潰れてしまう可能性もあります。
自然を感じることができない
人間はご存じの通り元々自然の中で暮らしてきた生き物です。
この100年ほどは近代化によってデジタルや機械に囲まれた生活をしていますが、遺伝子レベルで自然を求めてしまうものです。
都会にはビルが数多く建ち並び、空も狭く感じます。
緑を感じられる木々も少なく、大きな公園もあまりありません。
自然を感じることができないので、心に余裕が持てなくなるケースも多いのです。
Iターン、Uターン転職で働くメリット
都会で働くことは一見するとメリットが大きいように思えますが、前述したように以外とデメリットは多いものです。
近年では、そういったデメリットを避けるように「Iターン、Uターン転職」を実行に移す人が増えてきています。
2020年以降、ネット社会はさらに進み、地方であってもそれほどビジネスでもプライベートでも不便を感じなくなっています。
人も少なく自然が多いですし、物価も安いことから、都会で暮らすよりも幸福度を高めやすくなっているのです。
もしも住宅をまだ購入していなかったり、独身や結婚して子供のいない環境であるならば、思い切ってIターン転職やUターン転職をしてみる選択肢も「あり」だと言えるでしょう。
もちろん、事前に地方で暮らすために情報収集なども必要ですが、「都会で働き続けなければならない」といった固定概念を一度外し考えてみる価値はあるはずです。
まとめ
今回は、「都会で働くデメリットとIターン、Uターン転職のメリット」について解説してきました。
都会で働くということは、年収が高く仕事も探しやすいといったメリットがあり、便利な生活が可能ですが、その反面以下のようなデメリットを負う可能性が高いと言えます。
- 通勤、帰宅ラッシュ
- 物価が高い
- 都会の喧噪でストレスを感じる
- 自然を感じることができない
地方で働く「Iターン、Uターン転職」ならば、これらのデメリットを感じずに高い幸福度を実現できるかもしれません。
ぜひ一度地方で働く選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?
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