あなたは都市部での仕事に疲れていたりしませんか?
生活レベルを上げて幸福に暮らすためには、なるべく大きな企業へ入社して、なるべく多くの収入を得なければならないと思っている人は多いかと思います。
しかし、幸福は決して勤めている会社の大きさや収入で決まるわけではありません。
新型コロナウイルスの影響によって、多くの人が人生を見つめ直しましたよね。
いったいなぜUターン転職をする人がこれほど増えてきているのでしょうか?
この記事では、そんな「都会から地方へUターン転職する人が増えている理由」について解説していきたいと思います。
Uターン転職とは?
冒頭から「Uターン転職」という単語を使いましたが、この転職の意味を知らない人もいるはずなので、まずは説明しておきましょう。
また、都会で生まれ育った人が地方の企業に転職して暮らすことを「Iターン転職」と呼んでいて、地方生まれで都会で暮らしていた人が生まれ育った地方の近くのある程度栄えた街にある企業に転職することを「Jターン転職」と呼んでいます。
どのタイプの転職も、「地方で暮らす」という部分が共通しています。
Uターン転職を希望する人が増えている理由
それでは、実際にUターン転職(Iターン転職やJターン転職含む)が増えている理由を挙げていきましょう。
国として推進しているから
実はUターン転職などで地方へ移住するケースは、日本が国として推進しています。
皆さんも「地方創生」といった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
- 地方創生とは何?
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地方創成とは、少子高齢化や人口減少などが進む地方の活力を高め、持続的な成長を実現するための取り組みです。そのために、支援手当などが充実していたりします。
具体的には、「地方創生移住支援事業」や「地方創生推進交付金」といったことがきっかけとなっています。
地方自治体や地方企業が移住者に対して支援を行っていることで、Uターン転職しやすい状況となってきているのです。
例えば、近年人材派遣大手のパソナが淡路島に本社機能の一部を移転させましたよね。
900人以上が実際に淡路島で働いているそうです。
このように、様々な企業が地方に機能を移転刺せていることにより、地方での仕事が増えているのです。
ストレス社会からの脱却したい人が増えているから
冒頭でも挙げましたが、2020年頃からこれまでずっと新型コロナウイルスの感染拡大の影響がありましたよね。
様々な制限された生活が続いたことにより、大きなストレスを抱えたまま生活している人はとても増えました。
収入が激減した人も実際に多かったはずです。
元々日本では「ストレス社会」と言われていたほどストレスを感じやすい状態でしたし、特に人口の多い都心に住んでいると、よりストレスを感じやすかったりします。
必然的に、「自然が多く人も少ない地方に住みたい」といった考えを持つ人が増えてきたことも理由として挙げられるでしょう。
地方でも楽しく暮らせるようになってきたから
一昔前の地方暮らしと言うと、「不便」「つまらない」「寂しい」といったイメージがありましたが、2023年現在ではそういったイメージはありませんよね。
ネット社会が進み、地方に住んでいながらも世界中の人と繋がれる時代です。
VOD(ビデオオンデマンド)などのサブスクサービスを利用すれば、映像や音楽、洋服などあらゆるものが安く定額で利用できます。
在宅で楽しむ方法が増えたことで、地方にいながらも楽しく過ごすことが可能となったのです。
ネットビジネスで収入の低さをカバーできるようになったから
2010年代頃までは、「地方住みは収入が少なくてきつい」といったイメージがありました。
しかし、2020年代ではネットを利用した副業ビジネスを始めることで地方の企業に転職して収入が下がったとしても、補うことが可能となっています。
実際にネットビジネスでフリーランスとして働きながら地方で暮らしている人も増えています。
もはや地方に住むと収入が下がるといった考え方自体がなくなってきているとも言えるでしょう。
まとめ
今回は、「都会から地方へUターン転職する人が増えている理由」について解説してきました。
都会で働くことが幸福に繋がるといった考えは、すでに現代を生きる人々の多くが捨て去っています。
- 国として推進しているから
- ストレス社会からの脱却したい人が増えているから
- 地方でも楽しく暮らせるようになってきたから
- ネットビジネスで収入の低さをカバーできるようになったから
このような理由によって、多くの人が地方でフリーランスで働いたり、Uターン転職をしています。
「このままここで暮らしていていいのかな」と不安に感じている人は、ぜひUターン転職を選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか?
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